NBA50i
光学特性
遮蔽係数 |
防眩率 |
日射熱
遮断率 |
総日射
遮蔽率 |
日射
反射率 |
日射
吸収率 |
日射
透過率 |
可視光線
反射率(外部) |
可視光線
透過率 |
紫外線
遮蔽率 |
赤外線
遮蔽率 |
発光効率 |
放射率 |
熱貫流率 |
0.45 |
- |
- |
60.9 |
35.4 |
34.1 |
30.5 |
34.6 |
50.1 |
99.0 |
- |
- |
0.68 |
5.33 |
参考上代 12,600円/m2(税別)
- 【用語説明】
- 遮蔽係数
- 遮蔽係数とは3mmの透明版ガラスの透過、及び再放射による室内流入熱量を1.00として、太陽光線の流入熱量を表す数値です。
遮蔽係数の数値が小さくなるほど日射熱を遮ることを意味し、外気の熱が室内環境に与える影響が小さく省エネルギー効果が高いことを表します。
- 防眩率
- 防眩率とは、まぶしさを防ぐ特性のことで反射防止性とも言われます。
それを数値に表したのが防眩率で、数値が高いほど透過する可視光線によるまぶしさを防ぐことができます。
- 総日射遮蔽率
- 全太陽エネルギーのうちフィルムによって遮蔽される太陽エネルギーの割合です。数値が高いほど、室外からの熱流入量が少なくなります。
- 日射反射率
- 値が大きいほど日射反射率が高く、小さいほど反射率が小さくなり、太陽光の300~2,100nmの波長域の反射率を表します。
- 日射吸収率
- 値が大きいほど太陽光の日射吸収率(熱線カット率)が高く、小さいほど吸収率が小さくなります。
この数値が高いほど室外からの熱流入量が少なくなり、フィルムによって温度が上昇するため、冬期の断熱性能、結露抑制能力がアップしますが、同時に高すぎると熱割れを起こしやすくなります。
全太陽エネルギーから透過される分と反射される分を差し引いたものが吸収エネルギーということになります。
- 日射透過率
- 赤外線も含む可視光線、紫外線など全ての太陽光線から放射される光線総量が、6mm透明ガラスにフィルムを貼った状態のものをどれだけ透過して内部に入ってくるかという数値となります。
- 可視光線反射率
- フィルム表面が可視光線を反射させる割合。数値が高いと鏡のようにガラス表面が光ることになります。
- 可視光線透過率
- 可視光(波長380nm~780nm)の透過率のことで、可視光線がフィルムを通じて通過する光の割合を表しています。
値が高いほど透過率が高く、小さいほど透過率が悪くなります。
- 紫外線遮蔽率
- 人体に有害な影響を及ぼす紫外線波長280nm~380nm(UV-A UV-B)全域の遮蔽率を表したものです。
- 赤外線遮蔽率
- 赤外線は紫外線とは反対に可視光線より波長の長い光を指しています。その波長範囲は780nm~と定義されており、その波長の遮蔽率を表したものです。
- 熱貫流率
- U値とも言われ室内外の温度差が1度あるとき、1m2あたり1時間に損失される熱量を表しています。
室内外の温度差に起因する熱の逃げやすさを見る指標で、値が低いほど断熱効果が高く、暖房熱が逃げるのを防ぐ効果があります。
- スパッタード
- またはスパッタリングともいいますが、スパッタリングとは真空中に不活性ガス(主にアルゴンガス)を導入しながら、基板(ポリエステルフィルム)とターゲット(成膜させる金属)間に直流高電圧を印加し、イオン化したアルゴンをターゲットに衝突させて、はじき出されたターゲット物質を基板に成膜させる技術です。
スパッタリングによる成膜ではターゲットを変更することで様々な物質を成膜することができるメリットがあり、スパッタリングで得られる膜は、ターゲットから高速で飛来した分子が基板の分子に突入することで膜ができるので、一般に蒸着などの方法で得れらた膜よりも高い付着性を得ることができます。
- 引張り強度
- 引張り強度とは材料を引張った時、破断するまでに要した力によって求められる機械的強度のことです。
この値が大きいほど破断しにくく、強度が強いことになります。
- 破壊強度
- 破壊強度はフィルムのような薄い材料の絶対的な強度を測定するために行われ、測定値の値が大きいほど強靭でガラスの割れや意図的な侵入に対して強さを発揮します。
- 伸び
- 試験片で破壊強度試験を行った際、その破断ポイントから縦横に引き離されたパーセンテージは増加します。
この破断したガラスポイントを起点としたフィルムの伸長する率を評価しています。伸び100%が示すのは、ガラスの破断起点から2倍の長さになったことを示しています。
- 穿孔(せんこう)強度
- 指定されたサイズの材料に丸みを帯びた鋭利な針でフィルムを刺し、強度の確認を行います。測定方法には重量単位(ポンド)を使用。