セーフティフィルムは、プレッシャー・センシティブ(PS接着層)と1層あるいは2層のポリエステルシートで構成されたフィルムです。
フィルムの厚さ、2ミル(50μm)から7ミル(175μm)が標準的で、不慮のガラス破損から怪我の可能性を減らす為に設計されています。
国内では2ミル(50μm)が標準です。
セーフティフィルムの定義として安全規格があります。人体に見立てたショットバッグによって、垂直に設置されたドアサイズのガラスに衝撃を与える試験方法が一般的です。人がガラスに走ってぶつかった衝撃をシミュレーションしており、45kgのショットバッグは11歳児に相当します。
サンブロックフィルムはJIS(日本工業規格)・ANSI(米国材料試験協会規格)をはじめとする規格試験機関により試験を行い、各種規格に適合しています。
■JIS A5759による飛散防止性能
○衝突による飛散と傷害の防止(JIS A5759 A法)
ショットバッグによる衝撃破壊試験に於いて、G-200はガラス片のほとんどを保持し、非貼付面側でも最大破片質量は0.1g(JIS規格値では55g以下)であった。
○層間変位による飛散防止(JIS A5759 B法)
地震などによる窓の層間変位を想定した試験に於いて、ガラスは破壊されたが、破片はフィルムが保持し、ガラスの飛散防止率は99.10%であった。
○米国規格協会ANSI(安全における試験方法および判定方法を定めたもの)ANSIz97.1適合。
セキュリティーフィルムは、プレッシャーセンシティブ・アクリル接着層と複層からなるポリエステルフィルムから構成されています。
標準的なフィルム厚は12ミル(300μm)から14ミル(350μm)です。柔軟性に富む粘着層を持つセキュリティーフィルムは、計画的なテロ行為あるいは事故によって発生した爆破衝撃風にも優れた耐性をもっています。
セキュリティーフィルムは、安全規格だけでなくセキュリティー規格にも準拠していなければなりません。アンダーライターズ・ラボラトリー・テスト972-1984は、セキュリティー等級を定義しています。
試験方法は、複数の鉄球を異なる高さから落下させて強い衝撃を与えます。内外の状況下で行ったり(UL972)、薄いリングテストと組合わせて行ったり(BS5544)します。
欧州規格(EN356 P2A、DIN 52 290)も同様に、窃盗・侵入を目的とした故意による破壊行為を想定しています。